今回も動画作ったりいろいろ挟みながらだったのでまた長くなって
3巻の途中から
自分で言うのもなんですが、
かなり洗練されて一つの完成形というか、
最初の「型」みたいなものが出来上がった実感があります。
強制的に続ければなんとか形になるものなんだなぁといった具合で
ざっくり書くと
18ページで一話区切り
9コマの古典的なスタイルです。
基本的にはほとんど1ページ9コマ
それを約6話分
18×9×6=972
約972コマ
薄い本じゃありませんよ。
そこそこ厚い本です。
簡単な線のキャラクターですが…。
それを3巻分なのでかけると
約2916コマ!!
実際はもっと少ないですが、
数字にしてみると破壊力がありますね。
自分でもよく頑張ったな…
そりゃこれだけ描けば、
「誰でもなんかわかってくるだろー」
嫌でもコツが掴める。
下手すぎて1巻を読み返すのが嫌で避けていたんですが、
「必死になって世界を説明しようと頑張って詰め込んでたな~」
1巻
漫画の描き方なんて何もわからないまま、
手ぶれ補正も知らなかったので真っ直ぐ線を引くことも出来ません
漫画では説明できない部分を各エピソードの頭に入れて、
世界を想像してもらえるように工夫しました。
2巻
技術の無さを誤魔化しながらも少しは要領がわかってきて、
そんなに考えずに迷わずコマを埋められるようになりました。
それと2巻では実験しまくりました。
もちろんバレないように…
コマ割りはもちろんですが他には例えば影の付け方、
どう描けば目を引くか、ダメージが強そうな攻撃が描けるか
集中線はどこまでやればいい?
実験というより冒険です。
3巻
開眼したー開眼したー!!
さて、どうなったんでしょうか?
思ったように迫力を出せなかったりとまだまだうまく表現できない
カメラワークや演出などは2巻の頃よりももっと余裕をもって工夫
キャラクターを好きになってもらえると思います。
ラスト30ページくらいはベクターレイヤーを使い始めたので、
消ゴムでいちいち消していた作業が
一本線ごとにまるごと消ゴムでサッと取り除けるようになったので
毎回描いていますが、
セリフ入れがツラいですね。
さらにルビを振るのはもっとしんどい作業です。
ルビ振る文字を指定して、
そこからセリフの位置調整、
楽しいのは流れで会話の内容を全部変えてしまったりすることです
表情を描いてしまっているので無茶はできませんが、
18ページ単位で入れているのである程度ならストーリーの流れだ
これだけはハッキリ言えます。
ルビ振るのやめたいです。
「失敗した…やらなきゃ良かった」と思っています。
面倒なだけではなく、
スタートから簡単な漢字にもすべてルビを振ってしまっているので
子供っぽい印象を与えてしまうからです。
せっかく読んでもらえても
「これ子供向けなんじゃないか?」
見た目で子供向けの印象があるので、
小学校低学年向けのようなルビの振り方をしたのは大失敗でした。
子供「も」楽しめる大人向けですよ!
そのついでに小学生が読むときに困らないように…
電子書籍の波とか来ないじゃん!
ネコノミクスってなんだよコルァーーー!!
1巻からやり始めたので、
今はまだ最後までルビ振りやるつもりです。
途中でやめるのもなんか気になりますし。
別の作品やるときはもうルビ振りはやらないと思います…。
ルビ迷っている人がいたら言っておきたい…やめとけやめとけ!
その次に待っているツラい作業が編集です。
18ページ完成するごとにやりますが最後も1巻通して全部見直し
文字の抜けやルビの間違いはないか?
迫力が足りない部分を描き足したり、
シッポの描き忘れはないか?
トーンは張り忘れていないか?
ここで何度見直しても後でやっぱり見つけてしまいます。
1巻も2巻も抜けや忘れが多かったので、
出版後も全部見直して修正したりもしたんですが、
それでも描き忘れなどを見つけます。
イラストの描き足しも
後になると冷静に見れる分
気になってしまいずっと修正したくなってしまいます。
気にするとキリがないので…
「ライブ感を大事にしたい!」
とか聞いたことがあるようないいわけをしつつ…
間違いもライブ感ということである程度で切り上げます。
文字の間違いもご愛敬ということで。
オマケページも重くのし掛かってきます。
オマケページ何ページかやるのは
結局漫画を何ページか描くのと同じくらい時間がかかってしまいま
やらなくなると手抜きになってしまうのでそこが辛いところでもあ
でもこの自由な編集こそ…
Kindleで小説、
何してもいいのでここで好き勝手に暴れるのは作品のアピールに直
そして少しでもお得感というか、
満足感につながるポイントになるとも思っています。
最後は表紙です。
楽しい作業でもあるんですが、
これ一つ間違えるだけで誰も興味をもってくれなくなります。
ミスれば数ヶ月かけた作業が本当に水の泡です。
なので構図や色など含めてめちゃくちゃ悩みます。
小説の方が表紙は重要かもしれません。
漫画はイラストを公開すれば嫌でも目に入りますが、
今回は赤にすると決めていたので勝負の赤です。
ここ一番に取っておきたいカラーでもあるんですが、
自信があるのでここで使うしかない!
なんとか勢いをつけたいところです…。
半日使って描いて、
一枚絵はぶっ続けで楽しみながらやれるのに漫画は1コマ、
キャラクターを詰め込みました。
赤にすると決めていたときから、
オーシャンズ11やX-MENのDVDパッケージみたいな、
登場人物がカッコ良く横並びに歩いているようなイメージにしたい
足が短すぎるのでやめました…。
並べると後ろのキャラクターが隠れてしまいます。
テストのためにKindleアプリの本棚に本を並べてみると、
キラキラ表紙の赤、黄色、水色
なかなかいい感じです。
コレクションしたくなる感じになったんじゃないかなぁと思います
このキラキラ表紙の理由は
キラキラシールが好きだった小学生の頃の直感とか感覚で難しいこ
もちろん自分が好きだからというのもあります。
大人になるとキラキラ加工のものを身に付けたり選択するのは他人
子供の頃に見たキラキラシールは特別な感じがして見ているだけで
容量を押さえるために品質を少し落としているせいか、
線で描いた影のインクが良い感じに滲んで雑誌に印刷されているよ
この品質問題は漫画ならではです。
小説とはデータ容量の差が全く違います。
漫画の弱点です。
以前にも書きましたが、
容量が大きくなりすぎると邪魔になり削除候補になってしまいます
それにどこの誰だか知らない人間の作品です。
容量圧迫時に削除される優先順位が一番高いのは明らかです。
なので削除しても意味がない程度になんとか容量を減らしつつも、
品質を下げないラインを考えて設定しています。
もう少し品質を上げてもいいかなと悩んでいるのも事実です。
ここ大事ですぞ!
電子書籍は専用のタブレットが無くても読めます!
アプリ入れればスマホAndroid、iPhone、
アピール終わり!
誰も待っていない状態での、
「やっと3巻発売できます!(*^_^*)」みたいなブログ記事を書く悲しさ。
でも、恥は置いておいて
先のことを考えてブログの記事やコンテンツなどを少しでも増やし
後から見返すと確実に悲しくなるような記事エントリーだって投稿
視聴回数一桁なのに
「動画投稿お待たせしてすいません!」
このノリです。
はぁ…
ブログに1兆人くらい人が来ないかなァ~
動画1兆再生いかないかなァ~
そんなことを毎日考えながの
「3巻発売するよ!」記者会見でした。