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素人がキンドル電子書籍で出版することの苦悩

アメリカでは電子書籍キンドルで素人の作家が100万部近く販売した話がありますよね。
Amazonはスマートフォン、Fire Phoneファイアフォンを海外で発売したのでこれも日本で普及すればチャンスです。
日本のkindle作家がいつYouTubeのようなビジネスチャンスをつかむかわかりません。


そんな風に考えるとチャンスがありそうな気がしますが実際は難しそうです…。

有名人が売れているだけで素人が明日すぐに成功をすることはないでしょう。
素人のフリをした元プロ、半プロも紛れていますし。


電子書籍の普及率はまだまだ低空飛行を続けそうです。
意識の変化としてはゲームのダウンロード版が少しづつ普及しているのが救いではないでしょうか。


勘違いしていたんですが、
本好きにアピールするより、タブレットを所有している人にアピールしなくてはいけません。

勝手なイメージですが、かなりの本好きとガジェット好きの人が中心で、
「特に欲しいものがない層」に行き渡らないと電子書籍から大ヒットは生まれないのかもしれません。


「おもしろそうだ」と感じても校正などされていない素人の本を読むためにわざわざタブレットを購入する人はいないと思います。

本が好きな人たちは素人の本を買おうと思うんでしょうか?
やっぱり誰かのレビューが欲しいですよね。
新しいものが好きなガジェット好きの人たちはよっぽど面白そうじゃない限り注目してくれないと思います。



そもそも一番問題なのが宣伝なんです。
描かなければいけないと必死で宣伝する余裕も考えもありませんでした。


話しは変わりますが、
隣に住んでいる人が今さっき本を出版しました。


あなた気づきましたか?

これがキンドルです…。


素人がキンドルで出版するすべてです。

気付くわけないですよね。
もともと有名人なら気付いてもらえますがそれは無理です。

本屋さんの平台に置いてもらえば目立つ表紙にして印象に残すチャンスもできますが、
ネットは検索してもらわないといけません。
そもそもこの世には存在していない状態のものをピンポイントで検索してくる人はいません。

どうするのか


そんなときのSNSですよ!
ツイッターでさっそく…新規アカウントでブログやホームページをアピールです。
金曜土曜の夜8時、11時のゴールデンタイムにタグ付けツイートしまくるも誰も来ません。
一人もブログに来ません。


日曜は時間をずらして連投だ!
「SNS宣伝サイコー!売れすぎ!私だけ?」
聞いていた話と違います…ただの迷惑行為でしかありません。
先生怒ってないから、手を上げなさい…責任者出てこい!!


なんとかするために毎日イラストを描いてツイートしました。
二週間結果は…同じでした。


ツイッター、フェイスブックなどのSNSは遊び場ですので、
ビジネス目的の友達が毎日宣伝をツイートしたら邪魔ですよね?
だからプライベートアカウントなど考えている人も意味がないと思います。
それとツイッターは流れて終わりなのでGoogle検索に引っ掛からないのから何も残らない。


お金をかけて広告を出すか、有名人に紹介してもらうしかないです。
今、断トツで強いのはYouTube動画ですが動画になると相性が悪いです。
誰かに頼んでべた褒めしてもらえばステマの始まりです。


なのでブログくらいしかなくなります。

本好きを集めるのではなくて、キンドルや電子書籍を利用している人たちをピンポイントで集める
難易度高すぎるだろーーーーー!!

そして、結果的には読んでもらった人に広めてもらうくらいしかないです。


日本人はみんな忙しいですよね。
ぎゅうぎゅう詰めの時間で無駄なものや得体の知れないものを楽しむ余裕もありません。


キンドル本で売れているのが、
面白い話しですがキンドル作家自身がキンドルで「キンドルで1万部売った方法!」みたいな本を買って消費している現状です。


小説家や漫画家はミステリアスなイメージがある方がいいと思います。
いろいろ話すと作家がチラついて作品を楽しめなくなってしまう人がたくさんいるからです。
ですが無名のキンドル作家がミステリアスなイメージのまま売っていくのは難しいと思いました。

自分で売り込んでブログやツイッターで話し続けなければいけないからです。



素人がキンドル電子書籍で出版することの苦悩


書くことで書き切ることで何かが大きく変わると思ったけど何も変わりませんでした。
自分はパソコンの使い方から始めたので何をするのにも丸一日かけて進みました。
「づ」が入力出来ないところからスタートです。
ソフトの入れ方も立ち止まり、機械を繋いで操作できるようにするのも苦労しました。
イラストソフトも全く使い方がわからないので最低限の機能だけで描き始めました。
今もわからない機能の方が多いです。

絵を描くのは得意ですが上手いわけではないし、色の塗り方も知りません。
漫画も描いたことがないです。
ただキャラクターを考えるのがとにかく好きでエピソードを考えるのも得意です。

初めて描いた作品はうまくいかないことばかりだけど、
うまくいかないからこそ遊びと工夫を凝らした。
★一つが付いたらどうしよう…そのワクワク感と不安。

結果…



世界中の人に無視された。



お、おかーさーーーーん!!


隣に住んでいる人が今さっき本を出版しました。


俺だって気づきませんよそんなことーーーーーーーー!!



fin